- Home
- グリーンスムージーで好転反応?下痢や腹痛の原因とは

突然の体調不調、それってグリーンスムージーが原因かも
原因はよく分からないけど、グリーンスムージーを飲みはじめたら、なんだか体調が悪くなった気がする・・・。そんな話を聞いたり、実際に体験した人という人もいるのではないでしょうか。
実は、健康やダイエットにおすすめとされているスムージーが原因で、これらの症状を引き起こす危険性があります。
- 好転反応
- 酵素不足
- 体温低下
- 下痢
- 腹痛 など
もし、スムージーを飲み始めて体調が悪くなってしまった場合、いったいどのように対処すればいいのでしょうか。
この記事では、グリーンスムージーを飲むとなぜ好転反応や下痢、腹痛などの症状が発生するのか、その原因と理由について解説していますので、参考になればと思います。
目次
体調不良の要因は3つ
グリーンスムージーを飲んだ後の体調不良(下痢、便秘、腹痛など)の原因は主に3つあります。- 好転反応
- 酵素不足
- 体温の低下
大きく分けると以上が主な原因です。1つずつチェックしていきましょう。
好転反応
好転反応とは、体内が本来の力を取り戻すためにおきる準備期間のような症状です。頭痛や腹痛・下痢や便秘・肌荒れ・吐き気や眠気・倦怠感・動悸など人によって様々です。
「好転反応とは、それを摂取することによって、目的とする症状を治そうとする自然治癒力が働く生体反応そのもの!」を意味しています。
(引用:好転反応について!|谷口医院)
もし、好転反応のことを知らずにある日突然、具合が悪くなってしまったら、グリーンスムージーのせいだ、自分の体には全然合わない・・・そんな風に思いますよね。
実際に、お通じの調子が元々良かった人が、スムージーを飲み始めてから便秘がちになったという口コミもあります。
そのほかにも、肌荒れになってしまった、口のまわりに吹き出物ができてしまったという声も。
本当にグリーンスムージーが原因なのか、ダイエット関連の書籍を読みあさって調査した結果、好転反応について次のような説明がありました。
好転反応は腸内細菌が頑張っている証拠。
体質改善で好転反応になる要因には、腸内環境(腸内の細菌)が関係しています。
バランスの悪い食生活だった人がスムージーを飲むと、これまで摂取していなかった量のビタミンやミネラル、酵素を突然摂取するようになります。
すると突然のことで腸内環境が対応しきれず、好転反応が出るということです。
反応が出たかなと思ったら、ゆっくり休むことが大切
もしも、スムージーを飲んで好転反応が出た際は、あわてずに、ゆっくり飲み続けてみましょう。すると、腸内細菌がバランスの良い食生活に適応するようになります。
そもそも、グリーンスムージーは野菜や果物の栄養素が配合された健康的な飲み物。
体に下痢や腹痛、頭痛といった副作用が出るということは考えにくいですが、以下に当てはまる人はお医者さんに相談してみましょう。
- 持病を持っている人
- 胃腸が異常に過敏で、食物繊維の繊維質が気になる人
- 食物アレルギーがある人
持病や重度な食物アレルギーを持つ方は、スムージーの使用食材を確認してから飲むことが大切です。
また、好転反応に限らず、体調不良を感じた念のため医師に相談することをおすすめします。 好転反応に限らず、このような体質の人は注意しましょう。
消化酵素(アミラーゼ)の不足
唾液から作られる消化酵素のアミラーゼが不足すると、軟便や下痢の原因になるので注意が必要です。グリーンスムージーの約90%は水分でできているため、スムージーの栄養素が水分と体外に出やすくなります。
酵素不足を防ぎながら、グリーンスムージーを効果的に飲むには、できるだけ噛むことが大切。
ほぼ液体に近いので、噛まずにゴクゴク飲んでしまいますが、スムージーによる下痢や軟便の症状に悩んでいる人は、咀嚼(かむこと)で唾液を十分に分泌することで対処してみましょう。
その結果、グリーンスムージーの栄養素が胃の中でアミラーゼとよく交わり、栄養素が体内に吸収されやすくなります。
体温の低下
一般的にグリーンスムージーは常温で飲むのがおすすめ。正直なところ、常温のスムージーを飲むのはあまり美味しくなさそう・・・そう思う人もいますよね。
事実、常温のスムージーを無理して飲んで、置き換えダイエットが続かないぐらいなら、自分の好きな温度で美味しくスムージーを飲むほうがおすすめです。
ただ、便秘気味の人や痩せにくい人は、体温が低下しているのが原因のケースがあるため、体を冷やしてしまわないように注意しましょう。
冷え対策なら、常温のスムージーを飲む以外にも体を動かすだけでも効果が期待できます。
冷え症の原因に運動量が十分でなく、基礎代謝が低いことも要因の1つになるため、少しでも体を動かすことを意識してみましょう。
手作りの場合、食材が体調不良のきっかけになることも
グリーンスムージーを飲むメリット1つに、食物繊維とクロロフィルの摂取によって強力なデトックス効果を期待できるという点があります。普段の食生活や生活習慣によって、毒素など有害物質を取り込んでしまった時も食物繊維やクロロフィルのデトックス効果が働くことで、有害物質を体外に排出してくれます。
そんなデトックス効果が期待できるクロロフィルですが、デメリットもあります。
クロロフィルを摂り過ぎると必要な栄養素まで体外に排出してしまう
そもそもクロロフィル(別名:葉緑素)とは、体内に残留した農薬や有害金属(水銀や鉛)、ダイオキシンなどを取り除いてくれる働きがあります。農作物や乳製品・魚などの食品を介して人間の体内に取り込まれるダイオキシン[※2]や、有害ミネラルのカドミウム[※3]や鉛などの物質を吸着して排出させる解毒作用を持っています。
(引用:葉緑素|株式会社わかさ生活)
そんなクロロフィルが優れている点は、構造の中にマグネシウムを持っているところ。
マグネシウムは強力なデトックス効果を持ちながら、不整脈や動脈硬化を抑制することで筋肉の働きをサポートします。
一見すると、とても優秀な化学物質ですがクロロフィルを摂取し過ぎると、下痢になり体外に必要な栄養素まで排出してしまう可能性があります。
これが軟便や下痢の原因につながるため注意しましょう。
不溶性食物繊維の多量摂取も下痢の原因になる
食物繊維って、ダイエットやお通じの味方ってイメージ強いですよね。ところが不溶性食物繊維の場合は、摂取し過ぎるのも問題ありです。
(不溶性食物繊維とは、簡単に言うと水に溶けにくい食物繊維のことを言います。)
溶けにくい食物繊維は、溶けやすい食物繊維と比べて、スポンジのように水を吸って膨らむ性質を持っているため、腹持ちがよくダイエット時の満腹感を得られるというメリットがあります。
膨らんだ食物繊維は、腸を刺激するため食べ物のカスなどを排出する働きがあります。
この腸を刺激する働きが下痢の原因につながるため、不溶性食物繊維を取り過ぎないように注意しましょう。
摂り過ぎると、お腹が緩くなりやすい食材例
【クロロフィルが配合されている食材】- 小松菜
- パセリ
- パセリ
- モロヘイヤ
- ほうれん草
【不溶性食物繊維が配合されている食材】
- セロリ
- 春菊
- ほうれん草
- りんご
- パイナップル
手作りスムージーを飲んで下痢で悩んでいる方は、これらの食材の量を減らすのがおすすめです。
飲むのをやめるとリバウンドでさらに悪化する?
スムージーを飲むのをやめてしまう理由は、面倒くさい、味が美味しくない、痩せない、効果が実感できない、体調が悪くなったなど様々ですが、目標体重をクリアした結果、飲むのをやめようとしている人はリバウンドしないか気になりますよね。リバウンドする要因には、大きくわけて2つ種類があります。
- 健康状態が悪くなるタイプ
- 体重が元に戻ってしまうタイプ
それぞれについて解説します。
健康状態が悪くなるタイプ:便通が悪くなってしまう
グリーンスムージーを飲まなくなると、食生活が以前の状態に戻ります。食物繊維が少ない加工食品を食べる機会が増えると、腸の機能が低下してしまいます。 排便は、腸本来の力であるによって行われることが大切。
腸の機能が低下することによって、腸本来の力である蠕動運動(ぜんどううんどう)が行われなくなるため、便秘になるケースがあります。
これがグリーンスムージーを飲むのをやめた後に、便秘になるメカニズムです。
スムージーに含まれている食物繊維やクロロフィルを摂取する機会が大幅に減ってしまうため、お通じの改善やデトックス効果を失う可能性が高くなります。
体重が元に戻ってしまうタイプ:体重増加のリバウンド
実は、グリーンスムージーでスムージーダイエットを行っていた場合、減量した体重が飲まなくなったことが理由でリバウンドするケースは少ないと言われています。腹持ち良いグリーンスムージーでダイエットした場合、無理な食事制限をせずに痩せることができることができるためリバウンドしにくいとされています。
グリーンスムージーでのダイエットを経験した人の97%はリバウンドを体験していないという統計が出ています。
「グリーンスムージーでのダイエットを飲み始めて痩せてからリバウンドはあった?」97%がリバウンドなしと回答。
(2014年7月 文藝春秋「~グリーンスムージーダイエット~」P13より引用)
しかし、過度な食事制限をした場合はリバウンドしやすいので注意必要です。
単純に摂取カロリーを少なくして体重を短期間で落とした場合、元の食生活に戻った途端にカロリーオーバーしてしまう可能性が高いです。
スムージーダイエットで摂取カロリーを抑えている状態の体は、ダイエットを始める前より基礎代謝が低くなっています。
すると、ダイエットをやめて摂取カロリーが元に戻ることで、カロリーはどんどん体に蓄積されます。
そして体重の増加がはじまり、リバウンドする結果となってしまうので過度な食事制限は注意が必要です。
【まとめ】好転反応になるのを防ぎながら、スムージーを飲む方法
好転反応の症状を防ぎながらスムージーを飲むなら、粉末タイプがおすすめです。粉末タイプのスムージーは、手作りと違いビタミンやミネラルなどの栄養バランスが取れています。
手作りは自分で食材を選ぶ必要があるため、栄養が偏ってしまうこともありますが、粉末はその点バランス良く配合されているため、好転反応が出にくい傾向があります。
次では、そんな粉末スムージーをランキング形式でまとめているので、スムージー選びの参考にしてみてください。