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- グリーンスムージーは妊婦さんに危険性があるって本当?

そんな疑問をなくすため、妊娠中に飲める粉末スムージーの選び方や飲むときの注意点など妊婦さんに役立つ情報をご紹介します。
実は、妊娠さんにおすすめできるグリーンスムージーは意外と少なく、スムージー選びに迷っている方や、そもそも妊娠中って飲んでいいの?と疑問に思っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
グリーンスムージーは妊婦さんが飲んでも大丈夫?

グリーンスムージーは適量飲むことで、妊娠中に摂取すると母体や赤ちゃんに良いとされる栄養素を手軽に摂取できます。
では、どんな栄養素を摂取すると良いのでしょうか。
ここでは、スムージーに配合されている栄養素とその効果について見ていきましょう。
妊娠中・授乳中に摂ったほうが良い栄養素とその効果
・葉酸
・鉄分
・カルシウム
葉酸
葉酸は母子手帳にも葉酸摂取の必要性が記述されるほど重要な栄養素。海外では、妊婦といえば葉酸というくらいメジャーです。
葉とはビタミンB郡の一種で、流産のリスクを低減する効果が認められています。
また、妊娠中に葉酸不足になると、赤ちゃんの中枢神経に障害が起こるリスクが高まることが厚生労働省から発表されています。
二分脊椎などの神経管閉鎖障害について、欧米を中心とした諸外国により疫学研究が行われ、妊娠可能な年齢の女性等へのビタミンBの一種である葉酸の摂取がその発症のリスクを低減することが報告されている。
(引用:厚生省児童家庭局母子保健課長)
妊婦さんが葉酸を、1日1,000μg(ミューグラム)を超えないラインで摂取することにより、神経管閉鎖障害のリスクが軽減されます。
グリーンスムージーにはほうれん草をはじめとした緑野菜が豊富に含まれているため、この葉酸を手軽に摂取することができます。
葉酸は熱に弱いため、調理した料理で摂取するよりもスムージーやサプリメントによる摂取がおすすめです。
鉄分
鉄分は不足しがちになると、お母さん(母体)の脳貧血を引き起こす原因となります。赤ちゃんの脳発育にも重要な栄養素と言われています。
とくに妊娠中期から後期・授乳中において、赤ちゃんの発育には欠かせない栄養素とされています。
妊娠期に必要な鉄は、基本的損失に加え、①胎児の成長に伴う鉄貯蔵、②臍帯・胎盤中への鉄貯蔵、③循環血液量の増加に伴う赤血球量の増加による鉄需要の増加、がある
(引用: 厚生労働省「参考資料1:妊婦の食事摂取基準」)
グリーンスムージーには緑野菜と柑橘系が配合されたものが多く、赤血球を作り出す時に必要な栄養素が含まれています。
そのため、自然と妊娠中に適した栄養バランスになるのもスムージーの利点です。
カルシウム
カルシウムは、お母さん・赤ちゃん共に体内で生成することのできない栄養素。食べ物からしか摂取できないので、お母さんの骨を丈夫にするためにも、赤ちゃんの骨や歯を形成するためにも欠かせない栄養素です。
赤ちゃんには、胎盤を通してお母さんの体から1日に150mgも与えられていると言われており、その分たくさんのカルシウムを取る必要があります。
妊娠中はグリーンスムージーを牛乳やヨーグルトで作ることで、乳製品が苦手な方でもカルシウムを簡単に摂取する事ができます。
妊娠中に飲んじゃダメって噂は本当?

それは全くのウソ。
生野菜で体が冷えることは、科学的根拠はありません。
生野菜を食べる→体が冷える→冷えは妊婦にとって危険
このような間違った認識がされているため、生野菜自体食べることが危険と思っている方も多いようです。
確かにキンキンに冷えたスムージーを飲むのは、体を冷やす効果があり、体温低下の原因になるケースがあります。
つぎでは、妊婦さんにおすすめしない飲み方や注意点について解説します。
常に体を冷やすのは危険!
現代医学の観点から、野菜の摂取により体を冷やすことはないとされていますが、妊婦さんは冷たい飲み物の過剰摂取やクーラーの当たりすぎなどで体を冷やすことは注意が必要です。体の冷えは、「切迫早産、切迫流産、逆子」などのリスクを伴います。
・つわりがひどくなる
・お腹の張りが気になる
・手足のむくんでしまう
手作りスムージーの落とし穴!妊娠中は粉末タイプがおすすめ
じつは、手作りスムージーは生野菜の栄養素を摂取できるメリットがある一方で、農薬や添加物を摂取してしまうリスクがあります。妊娠中は、母体や赤ちゃんへの悪影響はできれば避けたいですよね。
妊婦さんが必要な栄養素を安全に摂取するには、粉末スムージーを飲むことで害虫や農薬のリスクを回避することができます。
生野菜には害虫や農薬が付いているリスクがあるため、手作りスムージーを飲む際は、無農薬野菜を使用しましょう。
毎回、無農薬野菜を用意する手間や、経済的負担を考えると粉末スムージーのほうが簡単に作れて、価格も1杯数十円からと手軽です。
害虫や農薬を摂取してしまうリスクは、妊婦さん向けの粉末タイプのグリーンスムージーを飲むことで回避するのがおすすめです。
短期ダイエットは妊婦さんには負担がかかる
ダイエットや美容、健康などグリーンスムージーを飲む目的は人それぞれですよね。妊娠中のスムージーの摂取は、栄養補給や体重維持など無理がないものなら母体や赤ちゃんへの影響は特に問題ありません。
しかし、ストイックなダイエットとなると、無理な食事制限をしてしまう場合があります。
1日1食の置き換えダイエットでさえ、栄養失調にならぬよう注意が必要ですが、2食以上の置き換えダイエットや、短期間でのファスティングを行う人もいます。
妊婦さんの短期ダイエットはおなかの赤ちゃんや母体のことを考えると、とても危険。
グリーンスムージーを飲むこと自体は安全で、栄養補給にはピッタリですが、過度なダイエットだけは注意しましょう。
妊娠中のカルシウム不足を脅かすシュウ酸とは
妊婦さんにとってシュウ酸は、大敵ってご存知ですか?シュウ酸を摂りすぎることで、体内にあるカルシウムと結びつき体外へ放出してしまう可能性があります。
カルシウムは妊娠中に必要な3大栄養素の1つですが、体内では形成できない栄養素となっています。
つまり、シュウ酸は摂り過ぎるとカルシム不足を引き起こす危険性があり、体にとって良いことがありません。
実は、グリーンスムージーなどに豊富に配合されているほうれん草にもシュウ酸が含まれているため、シュウ酸の危険があるのでは?という認識が広まった結果、妊婦さんがスムージーを飲むのは危険と誤解されていました。
【ほうれん草よりもシュウ酸含有量が多い食品】
- 穀物類
- 豆や大豆製品
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- チョコレート
- ココア
- ナッツ類
ほうれん草の他にもこれらの食材にも含まれているので、こちらのリストを参考にしていただければと思います。
安全なシュウ酸の摂取量について
先ほどもお伝えしたように、シュウ酸が配合されている食材で有名なものにはほうれん草があります。グリーンスムージーなどでよく使用される食材ですが、粉末スムージーのほうれん草含有量は少ないです。
体に影響があると言われている量は、生で1キロ以上を1週間続けて食べたくらいの量を指しています。
現実的に考えて、生のほうれん草をこんなに食べる人はいませんよね。
手作りのスムージーを作った場合でも、悪影響を与えるシュウ酸を摂取することはありませんので、安心してくださいね。
豆知識!シュウ酸を取り除く方法
ズバリ、乳製品を多めに摂取しましょう。「取り除く」とは違いますが、カルシウムを多めにとるとシュウ酸の吸収を抑えられることがわかっています。
豆知識:野菜に含まれるシュウ酸の正体は、調理する時や食べる時に出る「アク」や「えぐみ」のこと。
シュウ酸は水溶性なので、水に溶けやすいため、湯煎したり水洗いすることでで80%程度は、アクやえぐみを取り除くことができるとされています。
水洗いは、シュウ酸の量を減らしつつ、熱に弱い葉酸も摂取するのでおすすめです。
【まとめ】妊娠中に飲めるおすすめ粉末スムージーとは?
これまで、妊娠中さんが安心して飲める粉末スムージーの選び方や飲むときに気を付けたい点についてご紹介しました。粉末スムージーなら母体にも赤ちゃんにも必要な野菜果物の栄養素や葉酸を手軽に摂取することができます。
葉酸はサプリで補っているという妊婦さんは、栄養バランスの取れた粉末スムージーがおすすめです。
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